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2008年8月母に乳癌が見つかる。 家族ができる事、私にできる事、がん患者の家族は一体何ができるのか。 治療の記録を書き留めとく日記。
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入院2日目

いよいよ今日は抗がん剤投与の日
副作用の吐き気がいつ出るのかわからないが
昨夜スーパーでまだ売場に出たての青々と酸っぱそうなミカンが買っておいた。
そのミカンを持って朝9時30分頃母の病室についた。

病室の母は腕に包帯が巻かれていた。その下には既に針が刺してあり
点滴の管をその針に繋げれば直ぐにでも抗がん剤投与が始められるように準備は整っていた。
腕に巻かれた包帯を見つめ元気のない母がベットに横たわっていた。

「どうした?元気ないね。具合悪い?」
と声をかけると
「これ見たら、病気の気分になっちゃって・・・。病気なんだなぁ・・・」
と腕の包帯を見つめ母が呟いた。

母は横たわったまま、ただ腕を見つめ、しきりに髪の毛を触っている。
抗がん剤が始まれば、その髪の毛ともサヨナラだ。
その悲しそうな姿は私の中に今も焼きついている。

10時頃から抗がん剤投与が始まる予定だったが、時間を過ぎても看護婦さんが来ない。結局11時をまわり、看護婦さんが来て
お昼も近いし昼食後に抗がん剤投与を始めることになった。


【抗がん剤投与開始】
午後2時過ぎ抗がん剤の投与が開始された。

最初は吐き気止めのナゼアという点滴。

いよいよ次からは抗がん剤。
看護婦さんが持ってきた点滴を見て、母も私も驚いた。

今まで見たことのない、赤い点滴。その色にゾッとした。
この赤い点滴はファルモルビシンという点滴らしい。

続いてエンドキンサンと5-FUという抗がん剤の点滴をした。

点滴の間、母は点滴が落ちるのをただ見つめていた。

点滴時間は1時間ほどだった。

点滴終了後母はトイレに行き、戻ってくるなり
「すごいわよ!オシッコが真っ赤だった。さっきの赤い点滴のせいね」
と言っていた。
それからトイレに行くとき、少しフラついたらしい。薬が体の中で回っているのだろう。

点滴が済んだからか、朝より母は元気で、
病院内の「ダイニングルーム」という団欒室で母とコーヒーを飲んだ。

夕方6時頃父が来て、2人で病院を後にした。
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自己紹介
トメ(33才)夫と二人暮らし。 2008年8月母62歳の右胸、右脇リンパ節に乳がんが見つかる。乳がんステージ3A
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